2013年12月16日月曜日

パリ16区にあるお弁当屋さん「七菜や」

パリではお寿司、お刺身、焼き鳥などの日本食にたいへん人気があります。

2年ほど前から弁当(Bentȏ)も人気をよんでいます。

手軽にテイクアウトできて、しかもヘルシーなのが

フランス人に人気の理由のひとつのようです。

日本人も多く住むパリ16区には"七菜や"さんという

お惣菜屋さんがあります。

日本人が多く住むにもかかわらず、

お客さんの9割はフランス人です。 


ランチタイムには近場のオフィスで働くフランス人のお客さん、 

夜は主に、ご近所に住んでいる方たちが買いにくるそうです。

お店の奥には食料品も扱っており、 お醤油やお米、

冷凍食品や、インスタントラーメンなどと

基本的な日本の食材も手に入ります。

最近フランス人に特に人気のあるお弁当は、

エビフライ弁当をはじめ、から揚げ弁当などの揚げ物はもちろんのこと、

サーモングリル弁当(しゃけ弁当) なども人気なのです。

お弁当のサイドに3種類のトッピングをつけることができ、

その中で人気なのがひじきの煮付けとインゲンのおひたしだそうな。

意外や意外! ひじきは見た目が黒いのでフランス人には

抵抗がありそうな感じもしますが、やはり甘い味が好みのフランス人には

こういった甘じょっぱい味付けの料理もウケるのかもしれません。

お弁当の他にも、サーモンのチラシ寿司や、

サーモンがメインの巻き寿司なども売られています。 

こちらのお店では、あるヒット商品があるそうです。

それはなんと、冷凍食品の餃子! 

お客さんの大半がフランス人というここのお店で

お弁当以外に好評なのは、餃子とは驚きでした。

店長いわく週末、ホームパーティの多いフランス人たちが

おもてなし料理の一品にするのだとか。

美味しい、しかも、手軽に作れる

というのが人気の理由のひとつなのかもしれません。

2013年11月21日木曜日

フランスのスーパー(寿司コーナー) ル・クレール

日本食品店の紹介をする前にフランスのスーパーにおける寿司コーナーをご紹介します。
写真は大型チェーンのルクレールの寿司コーナー。
写真を撮影した時間帯は夜の8時ほどでしたが、フランスには日本のように時間による売り切りの為の割引サービスが無いのが残念なこと。残ったお弁当などはそのまま廃棄されます(涙

朝つくられた商品も昼過ぎに作られた商品も弊店間際で値段差がありませんので良く見ることが必要です。
フランスでは寿司と言えば鮭がメイン。
次いでマグロ、やカルフォルニア巻き。
この3種以外無いといっても過言ではないほど。
他にも種類がありますがあまり食べられていないのが現状。

鮭とマグロセット寿司

値段を撮影しわすれましたが8~9ユーロ程だったので1100円~1200円程度

鮭丼1500円
海鮮丼(マグロ&鮭)1600円
野菜炒飯風タイ米炒め750円
焼きそば(野菜)750円
焼きそば(えび)950円
焼鳥(4本)+手まり握り1個 800円
から揚げ5個 +手まり握り1個 650円
一緒に並んでしまう揚げ春巻き(5個) 800円
ゴマかけご飯は価格未確認です。

比較的高めではありますがレストランで食べることを考えたら随分安いし良いのでしょう。
どうしても日本の美味しい惣菜屋の思い出がチラついて手を出せない筆者です・・・。
※表示の価格は現在のレートで計算してるので高く感じます。

次回はいよいよ日本食材専門店に潜入!
お楽しみに!

2013年11月12日火曜日

フランスのスーパー

近年、フランスのスーパーでは日本人が日常的に使用する食材が、購入できる機会が増えつつあります。しかしそれは残念ながら日本食による影響とい うわけではなく、むしろフランスに住むアジア人の影響だと考えられます。
例えば買える食材(野菜)については、白菜、キャベツ、かぼちゃ、大根、生姜、里芋、もやし、椎茸、柿、梨、などがあります。(ちなみにフランス では椎茸はSHIITAKE、柿はKAKI、梨はNASIHで売られています。)
しかしこれらはパリ市内に点在するスーパーに必ずあるわけではありません。アジア食材がフランス食文化に浸透し初めつつありますが、まだ需要があ るわけではなく、一部のアジア人層の為に入荷されていると言っても過言ではありません。
ところが、寿司に限ってはフランス人の食文化にすっかり浸透したといっても過言ではありません。スーパーのアジアコーナーに置かれている食品は、 大手、キッコーマン・ヤマサの醤油類、日清食品のカップラーメン、S&Bのわさび製品が主流です。以上挙げた4社についてはかなり見かけ る率が高いように感じます。その他日本企業の製品もありますが、あまり見かける機会が少なくフランスではメジャーではありません。

紅しょうが400円・わさび350円・焼き鳥キット550円 程












フランスにおいて主流のアジア食品企業として「楽」Tanoshi が挙げられます。
こちらのメーカーでは寿司、焼鳥は勿論、インスタント味噌汁・麺類等、豆腐、調味料、おかき等おつまみ類等幅広く販売。置かれている店舗もかなり 多い印象です。個人的見解では、日本企業、もっとがんばれ! と言いたい所ですがそんなに簡単なことではないので徐々に増えていってくれたらと願うばかりです。

右下の空いてる箇所はヤマサ醤油の販売フェースでしたが丁度その時は売り切れていました。

野菜売り場に積まれた白菜、仏では中国キャベツと呼ばれる。
1玉300円程度


大きめのスーパーで見かけた巻き寿司用巻きす。
一般家庭に巻き寿司を提唱するほど仏文化への広がりを見せる。
350円程


そんな中、日本からの輸入品を販売している日本の商店はどうなっているのか。
については、次回をお楽しみに。


(撮影場所/ルクレール)

2013年11月4日月曜日

食に関する在仏日本人ネットワーク





10月28日に、JETRO 主催で「食に関する在仏日本人ネットワーク」が催されました。
フランスの食に関する仕事をされている方、約100名が来場。
フランスでのレストラン開業の仕方についての講演が行われたり和食店オーナー、仏レストランオーナー、ソムリエ、菓子店オーナーなど実際にパリで経営されている方々がパネラーとして「フランス食業界における日本人と日本の食」についてデイスカッションを行われました。

このような催しは、こちらでは初めて行われたのではないかと思います。
日本食の欧州への浸透の一つの現れでしょうね。

私どもも、このような活動の一端を担えればと考えております。



2013年10月24日木曜日

パリ市内のアジア系スーパー

パリ市内には、日本食材が気軽に購入できるスーパーがいくつかあります。

大きく分けるとアジア系スーパー(日本を除く)と日系スーパーがあります。

アジア系には大型店が存在し、

パリ市内に住む多くのアジア系人種の胃袋を支えています。
例えば
・パリストア(チェーン・フランス国内で20店舗前後)
・タングフレール(チェーン・店舗数不明)
・ユーロマート(個人)
Kマート(個人)
・エースマート(個人)
・エースオペラ(個人)
特に大型チェーンのパリストアとタングフレールの店舗はパリの中心より郊外寄りに位置し、

(勿論小さな店舗はパリ市内にもいくつかありますが)

パリにある中華街では大きく店舗を構えています。

ここでは日本の製品が割と安く入手できます。(他の製品に比べると割高)

ただ、日本語らしいパッケージで発売元はアジア系

であるような偽商品も多数ありますが、フランス人には見分けがつきません。

日本の大手食品メーカー製品とそれらの製品すべてをひっくるめて

日本食材とカテゴライズされている現状です。

次回以降に、フランス系スーパーの状況と日系スーパー状況についてお届けします。

2013年10月18日金曜日

フランスに於ける日本料理店

すでに既出情報かとは思いますが、

フランス国内には何千軒もの日本料理店が存在してい ます。

正確な統計はありませんが、パリ首都圏のみで

約2500店とも言われています。

しかし残念なことにその大半が日本人でない、

アジア人系(ここの話では日本を除く)の経営です。

日系の日本料理店はパリ市内だけなら100~130店ほど)

メニューも、寿司、刺身、焼鳥の三本立てがほとん どで、

日本人から見たら首をかしげたくなるような内容です。

アジア人系のお店が増えてしまったのは、

安い料金で「ヘルシー&ライト」なイメージの日本料理が

"手軽"に食べられるのが大きな理由のようです。

日本料理の知識がないフランス人にとってはアジア人経営の

低価格な日本料理店のほうが行きやすいのが現在の状況です。

もちろん、本当の日本食が食べたい、と日本人経営 の、

または、日本人の元で修行をした料理人がいる料理店に

こだわりを持って、足を運んでくれるフランス人も多勢います。

日本の食というものをフランスの方々にもっと知っていただき、

本当の良さを味わってほしいと思います。

フランスにもっとおいししい

本当の日本料理店が増え ることを祈る日々です。

2013年10月16日水曜日

パリの日本食レストランリスト


フランスはパリで現地フランス人向け日本食レストランガイド

MOG MOG JAPONの発行をしているEuro Japan Crossingです。

ガイドの掲載リスト情報を元に日本人向け

フランス「日本食レストランリスト」を作成しました。

リストへの記載基準は
  •     日本人がオーナーである、またはシェフである。
  •     日本人の目から見て、違和感の無い日本食である。
ということが条件になっております。

掲載情報は完全なものではなく、随時変動していることをご了承ください。

また、情報について店舗の掲載許可をいただけたもののみ

掲載しておりますのでご了承ください。

何かの参考になればと思います。

※ リストの無断転載はご遠慮ください。