日本のお弁当は私たちフランスの祖父母の世代の人にまで知られる
ほど、フランスに普及したの?とびっくりしました。
ほど、フランスに普及したの?とびっくりしました。
気になっていたので、調べてみました~
お弁当がフランスに普及し始めたのは2000年代後半で、2010年以降にメディアに流行りものとして取り上げられ始めました。
ちょっと待って!学校には食堂があるけど、仕事をしている人は毎日昼ご飯をレストランで食べていたわけ?!
そんなことないですよ。サンドイッチとか、スーパーで買ってきたサラダとか。
昔はお弁当箱みたいな、「ガメール」というランチボックスもありました。
ただ、たいてい、前日の晩ご飯の残りを適当に入れただけの物でしたけど。それに、ほとんどの人は「ガメール」を持ってきていたのが、毎日外食をするお金がなかったからでした。「貧乏のランチ」、
「ぐちゃぐちゃになった残り」・・・
「ぐちゃぐちゃになった残り」・・・
あまり格好良くないイメージですね。自炊のごはんを会社に持って
くる習慣がなくなるところでした・・・
そこに、カラフルでおいしそうな、健康的な日本のお弁当が登場!
どうやってフランスまで来たかというのはちょっと不明ですけれど、「ガメール」よりおしゃれで、サンドイッチより栄養バランスがいい日本のお弁当は特に女性に大人気になりました ☆
・・・いうまでもなく、フランス人が持っているお弁当のイメージは、1000カロリーも超えている、コンビニの「ハンバーグエビフライなんちゃら弁当」ではありません(笑)
近年、日本料理の人気と相まって、「日本の弁当」のレシピが載っている本やウエブサイトの数が急増!そのテーマには、キャラ弁をはじめ、かわいいお弁当の作り方と「ダイエット弁当」のレシピが一番多いみたいです。
お弁当箱自体はインターネット上なら何でもあります!日本から輸入された物はもちろん、モン・ベント(Mon
Bento)というフランスの会社が作っているものもあります!
モン・ベントのお弁当箱は、値段にしてはデザインが少しシンプルだと私が思っているんですけれど、人気があるみたいで、パリの有名なデパートでも売っているようです。
モン・ベントのお弁当箱は、値段にしてはデザインが少しシンプルだと私が思っているんですけれど、人気があるみたいで、パリの有名なデパートでも売っているようです。
モン・ベント |
また、パリではお弁当屋さんも増えています。リヨン駅で期間限定の駅弁屋さんさえありました!フランス人経営の「MaBentoま弁当」(パリと郊外で二か所)や日本人シェフがやっているお弁当屋さんも(「十字や」、「AKI」など)。
MaBentoのパリ郊外にある店舗 |
ただ、最近、流行っているからと言って、どんなお持ち帰りの店でもお弁当を始めている気がします。
先日、日本語学科の同級生と散歩していたら、ケバブ屋さんの前で戸惑って爆笑しちゃう友達。その理由はケバブ屋さんにして意外な看板・・・
「お弁当始めました」
そのタイトルの下に、サーモンの寿司が入ってるプラスチック箱の
写真。
写真。
「お弁当だって!」と友達の笑い声が止まらない。すると、
「はい、お弁当!何か?」と怒る店員さん・・・
「はい、お弁当!何か?」と怒る店員さん・・・
自分で作るヘルシーな昼ご飯から、ケバブ屋さんが売っているまずそうなサーモン寿司。これ全部を表すのがフランスのBento!